【商品名】
イボコロリ 10mL


【改定年月日】
2012年12月改訂


【添付文書の必読及び保管に関する事項】
ご使用に際して、この添付文書を必ずお読みください。
また、必要な時に読めるよう大切に保管してください。


【薬効】
魚の目・タコ・イボ用薬


【リスク分類】
第二類医薬品


【作用と特徴】
イボコロリは、サリチル酸の角質軟化溶解作用を利用した医薬品(角質剥離剤)です。
患部に塗布するとすばやく乾燥し、白い被膜をつくり、厚く硬くなった皮膚をやわらかくし、魚の目・タコ・イボを取り除きます。


【使用上の注意】
<してはいけないこと>
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
1.次の人は使用しないでください。
乳幼児(7歳未満)
2.次の部位には使用しないでください。
(1)顔面、目の周囲や唇、粘膜など。
(2)首などの皮膚のやわらかい部分。
(3)炎症又は傷のある患部。
3.次の症状には使用しないでください。
(1)水イボ
(2)老人性イボ(黒褐色の扁平なイボ)
(3)尖圭コンジローム(肛門周囲や外陰部にできたイボ)
(4)一列に並んだイボ、群生したイボ、身体に多発したイボ。

<相談すること>
1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
(1)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)糖尿病の治療を受けている人。
(4)医師の治療を受けている人。
2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
関係部位・・・症状
皮膚・・・発疹・発赤、かゆみ
3.本剤を1ヶ月くらい使用しても症状の改善がみられない場合や、使用後、かえって症状が悪化した場合は使用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。ただし、イボの治療は数ヶ月かかる場合もあります。
4.本剤をイボにご使用の場合、本剤が有効なのは表面がザラザラした硬い角質化したイボです。他のイボについては医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
5.塗布した患部の周囲にシミ状の跡形がつく時がありますが、これは一時的で、塗布を中止すればもとの皮膚にもどります。ながびく場合は、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。


【効能・効果】
魚の目、タコ、イボ


【用法・用量】
1日4回、キャップ付属の棒で、1滴ずつ患部に塗布してください。

<イボコロリの上手な使い方>
1.キャップ付属の棒の先に薬液をつけ、患部に少しずつ塗布してください。
※入浴後や蒸しタオルなどで患部を温めてからご使用になると一層効果的です。
2.薬液はすぐに乾いて白い被膜となり、有効成分が患部に浸透していきます。薬液が乾いた後は、そのまま入浴や水仕事をしてもさしつかえありません。次に塗布するときは、白い被膜をはがしてから塗ってください。無理な場合は重ねて塗布してください。3〜4日間塗布を続けますと患部が白く変化してきます。
3.白く軟化しはがれ始めた患部を、被膜と共にピンセット等で痛みを感じない程度に取り除いてください。患部をお湯につけると取り除きやすくなります。
※痛む場合は無理に取り除かないでください。
4.患部が完全に取れるまで1.〜3.の要領で繰り返しご使用ください。患部が取れた後、皮膚は自然に再生されます。
※魚の目はしん(角質柱)を完全に取り除かないと再発します。
※イボを取り除くと滑らかな皮膚が見えてきます。

<用法・用量に関する注意>
1.定められた用法及び用量をお守りください。
2.目に入らないように注意してください。万一、目に入った場合には、すぐに水又はぬるま湯で洗い、直ちに眼科医の診療を受けてください。
3.本剤は外用にのみ使用し、内服しないでください。
4.小児に使用させる場合には、必ず保護者の指導監督のもとに使用させてください。
5.本剤が健康な皮膚に付着すると、その部分も白く軟化し、痛んだりするので、患部の周りの皮膚につかないよう、よく注意して使用してください。もし、ついた場合にはすぐにふきとってください。特に、指の間に塗布する場合は薬液が乾くのを確認してください。
6.イボが多数出来ている人は、一度に全部の患部に使用せず、1ヶ所又は2ヶ所ずつ使用してください。一度に全部の患部に多量の薬液を使用しますと皮膚を荒らします。


【成分・成分量】
本品1g中
成分・・・分量
サリチル酸・・・0.1g

添加物としてコロジオンを含む。


【保管及び取扱い上の注意】
1.小児の手のとどかない所に保管してください。
2.本剤は揮発性ですので、キャップの締めがゆるいと薬液が固まってしまいます。ご使用後は、瓶の口・ネジ山に白く固着した薬液をよく拭き取った上、キャップをしっかり締めて、直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
3.本剤は引火性ですので、火気に近づけないでください。
4.誤用をさけ、品質を保持するため、他の容器に入れかえないでください。
5.本剤が衣服や布、家具や床、絨毯、畳などに付着した場合、変質することがあります。こぼしたり周囲についたりしないようご注意ください。


【問い合わせ先】
製品について、何かお気付きの点がございましたら、お買い求めの薬局・薬店又は下記までご連絡いただきますようお願い申し上げます。
横山製薬株式会社 お客様相談室
電話番号・・・(078)911-2948
電話受付時間・・・9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日を除く)
メーカーHP URL・・・http://www.ibokorori.com


【製造販売元】
横山製薬株式会社
兵庫県明石市相生町2丁目2番16号