【商品名】
スラジン 72錠


【改定年月日】
2018年2月


【添付文書の必読及び保管に関する事項】
服用に際して、この説明文書を必ずお読みください。
また、必要な時読めるよう大切に保管してください。


【薬効】
アレルギー用薬


【リスク分類】
指定第二類医薬品


【作用と特徴】
抗ヒスタミン剤配合

スラジンは・・・
●抗ヒスタミン作用のあるクロルフェニラミンマレイン酸塩と血管収縮作用のあるdl-メチルエフェドリン塩酸塩にじんましんに効果のある茵チン蒿湯(いんちんこうとう)乾燥エキスを配合した抗アレルギー薬です。
●じんましん・湿疹・かゆみに効果をあらわします。
●淡赤色の糖衣錠です。


【使用上の注意】
<してはいけないこと>
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
1.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください
他のアレルギー用薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(かぜ薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用内服薬、乗物酔い薬等)
2.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください
(眠気等があらわれることがあります。)
3.長期連用しないでください

<相談すること>
1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)授乳中の人。
(4)高齢者。
(5)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(6)次の症状のある人。
排尿困難
(7)次の診断を受けた人。
心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害、緑内障
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください
関係部位・・・症状
皮膚・・・発疹・発赤、かゆみ
消化器・・・吐き気・嘔吐、食欲不振
泌尿器・・・排尿困難
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください
症状の名称・・・症状
再生不良性貧血・・・青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる。
無顆粒球症・・・突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。
腸間膜静脈硬化症・・・長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれる。
3.服用後、次の症状があらわれることがありますので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください
口のかわき、眠気
4.5〜6日間服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください


【効能・効果】
じんましん、湿疹、かゆみ、かぶれ


【用法・用量】
下記の1回服用量を食後に服用します。
年齢・・・1回量・・・1日服用回数
大人(15歳以上)・・・2錠・・・3回
8〜14歳・・・1錠・・・3回
8歳未満・・・服用しない

<用法・用量に関する注意>
(1)定められた用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。


【成分・成分量】
6錠中
成分・・・分量・・・作用
クロルフェニラミンマレイン酸塩・・・12mg・・・抗ヒスタミン作用により、じんましん、湿疹などのアレルギー性疾患に効果をあらわします。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩・・・36mg・・・交感神経に働き、毛細血管を収縮することにより、じんましん、湿疹に効果をあらわします。
茵チン蒿湯(いんちんこうとう)乾燥エキス(原生薬1600mgに相当)・・・160mg・・・3種類の生薬(茵チン蒿、山梔子、大黄)からなる、じんましんに効果をあらわす成分です。

添加物として、乳糖、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、リン酸水素Ca、タルク、ジメチルポリシロキサン、二酸化ケイ素、酸化チタン、白糖、ポビドン、赤色3号、黄色5号、カルナウバロウを含有します。


【保管及び取扱い上の注意】
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。
(誤用の原因になったり品質が変わるおそれがあります。)
(4)使用期限をすぎた製品は、服用しないでください。


【その他記載事項】
◎早くよくなっていただくためのアドバイス
1.じんましんが食べ物で起きた時は、その食べ物はとらないようにしましょう。日頃からバランスのとれた食事を心がけ、強い香辛料をさけ、消化のよい食べ物をとりましょう。
2.患部はかかないようにしましょう。かくと化膿などを起こし、悪化するおそれがあります。
3.入浴はぬるめのお湯にしましょう。熱いお風呂に入るとかゆみが強くなることがあります。
4.便通を整えましょう。原因となった食べ物などを早く排出させるために大切なことです。また、下痢などの胃腸障害もじんましんをひき起こすことがありますので胃腸をこわさないように注意しましょう。


【問い合わせ先】
本製品についてのお問い合わせは、お買い求めのお店又は下記にお願い申し上げます。
佐藤製薬株式会社 お客様相談窓口
電話番号・・・03-5412-7393
電話受付時間・・・9:00〜17:00(土、日、祝日を除く)


【製造販売元】
佐藤製薬株式会社
東京都港区元赤坂1丁目5番27号