【商品名】
デンタルクリーム 4g


【改定年月日】
2019年7月改訂


【添付文書の必読及び保管に関する事項】
この添付文書は、本剤の使用前に必ずお読みください。
なお、必要な時に読めるよう、大切に保管してください。


【販売名】
デンタルクリーム


【薬効】
口腔用外用薬


【リスク分類】
第二類医薬品


【作用と特徴】
口腔用外用薬
歯痛・歯槽膿漏に

歯と歯ぐきのトラブル
<虫歯>
ミュータンス菌が歯に付着してプラーク(歯垢)をつくり、食物中の糖質を分解し、酸を発生。
この酸が歯を構成するエナメル質や象牙質を溶かし虫歯となります。
<歯周病>
歯周組織に発生する疾患の総称で、進行状況で歯肉炎、歯槽膿漏(歯周炎)に分類されます。
歯周病は、静かに進行していくため、自覚症状に乏しいと言われています。
1.歯肉炎:歯肉溝に歯垢がたまり、歯肉に炎症が起きる初期段階の歯周病。
2.歯槽膿漏:歯周炎の一種で、炎症が拡大、歯槽骨まで進行し、歯周組織の崩壊が起きる“慢性歯周炎”です。歯槽骨が溶け、独特の口臭が生じます。

デンタルクリームの作用機序
W処方
患部を殺菌:塩化セチルピリジニウム+l-メントール
局所麻酔作用※痛みを鎮めます。:ジブカイン塩酸塩+アミノ安息香酸エチル


【使用上の注意】
<してはいけないこと>
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は使用しないでください。
メトヘモグロビン血症の診断を受けた人

<相談すること>
1.次の人は使用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
(1)医師又は歯科医師の治療を受けている人
(2)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
関係部位・・・症状
皮膚・・・発疹・発赤、かゆみ
3.しばらく使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、この文書を持って医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。


【効能・効果】
歯肉炎等による歯痛、歯槽膿漏、虫歯、歯根炎、口内炎、口角炎


【用法・用量】
1日数回、適量を清潔な指先、または脱脂綿につけて、患部に塗擦してください。
虫歯には、そのくぼみ並びに歯肉に塗布してください。

【上手な使い方】
(1)清潔なティッシュペーパーやガーゼなどを患部の唾液に軽く押し当ててふきとる。
(2)清潔な指先、または脱脂綿に軟膏をとり、患部にうすくのばす。

<用法・用量に関する注意>
(1)定められた用法・用量を守ってください。
(2)小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
(3)本剤は効能・効果に記載されている症状にのみ使用し、眼科用その他に使用しないでください。
(4)局所麻酔成分が入っているため、製剤が付着した部位にしびれを感じることがあります。


【成分・成分量】
100g中
成分・・・分量・・・作用
ジブカイン塩酸塩・・・1.0g・・・局所麻酔作用により、歯・歯ぐきの痛みを鎮めます。
アミノ安息香酸エチル・・・0.3g・・・局所麻酔作用により、歯・歯ぐきの痛みを鎮めます。
塩化セチルピリジニウム・・・0.1g・・・殺菌作用により、患部の化膿を防ぎます。
l-メントール・・・0.1g・・・患部を殺菌します。

添加物として、ポリソルベート80、ポビドン、ゲル化炭化水素、香料を含有します。


【保管及び取扱い上の注意】
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。
(2)小児の手のとどかない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。


【その他記載事項】
【チューブの穴のあけ方】
キャップを逆さにして、突起部をチューブの先に強く押し当ててください。


【問い合わせ先】
本品のお問い合わせは、お買い求めのお店、または次のところにお問い合わせください。
森下仁丹株式会社
電話番号・・・0120-181-109
電話受付時間・・・平日9:00〜21:00(土、日、祝日9:00〜17:00)


【製造販売元】
万協製薬株式会社
三重県多気郡多気町五桂1169-142
0598-37-2088