【商品名】
ウー・マン チェック 2回用


【改定年月日】
2017年2月作成(第2版)


【添付文書の必読及び保管に関する事項】
ご使用に際して、この説明書を必ずお読みください。また、必要な時に読めるよう大切に保管してください。


【薬効】
妊娠検査薬


【リスク分類】
第二類医薬品


【作用と特徴】
妊娠検査薬
一般用ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンキット
一般用検査薬

初めての方でも簡単チェック!
99%以上の正確さ 約1分から判定可能 1日中いつでも検査可能

妊娠の早期発見の重要性
妊娠の初期は、胎児の脳や心臓などの諸器官が形成される重要な時期であり、胎児が外からの影響を受けやすい時期でもあります。したがって、妊娠しているかどうかをできるだけ早く知り、栄養摂取や薬の使用に十分気をつけるとともに、飲酒、喫煙、風疹などの感染症や放射線照射などをさけることが胎児の健全な発育と母体の健康にとって大切です。

検査の原理
妊娠するとhCGと呼ばれるヒト絨毛性性腺刺激ホルモンが尿中に排泄されるようになります。ウー・マン チェックは、金コロイド標識抗β-hCGマウスモノクローナル抗体と捕捉抗体である抗α-hCGマウスモノクローナル抗体を用いた免疫クロマトグラフ法により、尿中のhCGを検出する妊娠検査用キットです。この検査薬は妊娠しているかどうかを補助的に検査するものであり、妊娠の確定診断をおこなうものではありません。

○朝・昼・晩、1日中いつの尿でも検査可能です。
○生理予定日の約1週間後から検査可能です。


【使用上の注意】
<してはいけないこと>
●検査結果から、自分で妊娠の確定判断をしないでください。
・結果が陽性であれば、妊娠している可能性がありますが、正常な妊娠かどうかまで判別できませんので、できるだけ早く医師の診断を受けてください。
・妊娠の確定診断とは、医師が問診や超音波検査などの結果から総合的に妊娠の成立を診断することです。

<相談すること>
1.次の人は使用前に医師に相談してください。
不妊治療を受けている人
2.判定が陰性であっても、その後生理が始まらない場合、再検査するか医師に相談してください。

<その他の使用上の注意>
検査時期に関する注意
●生理周期が順調な場合
この検査薬では、生理の周期が順調な場合、生理予定日のおおむね1週間後から検査できます。しかし、妊娠の初期では、人によってはまれに尿中のhCGがごく少ないこともあり、陰性や不明瞭な結果を示すことがあります。このような結果がでてから、おおよそ1週間たってまだ生理が始まらない場合には、再検査するか又は医師にご相談ください。
●生理周期が不規則な場合
生理の周期が不規則な場合、前回の周期を基準にして予定日を求め、おおむねその1週間後に検査してください。結果が陰性でもその後生理が始まらない場合には、再検査するか又は医師にご相談ください。
その他の注意
●使用後のテストスティックは、不燃焼ゴミとしてお住まいの地域の廃棄方法にしたがって廃棄してください。


【用法・用量】
検査のしかた
・アルミ袋からテストスティックを取り出し、キャップを外す。
必ず検査の直前に開封してください。
・採尿部全体に5秒くらい尿をしっかりかける
※採尿部は必ず下向きに
容器を使用する場合は、乾いた清潔なカップに尿を採り、採尿部全体を10秒間浸してください。
・キャップをして平面に置き約1〜3分待つ。
試験が始まるとピンク色の液が窓を移動していきます。終了確認部に赤色のラインが見えたら検査が正しく行われている証明です。
終了確認部に赤色のラインが出ていることを確認し「判定」へ

10分以内に終了確認部に赤色のラインが出なかった場合は、尿量不足等の操作ミスが考えられます。たとえ判定部に赤色のラインが見られても新しいテストスティックで検査をやり直してください。

判定のしかた
・陽性:[判定]部分に赤色ラインが見られる場合
妊娠反応が認められました。
妊娠している可能性がありますので、できるだけ早く医師の診断を受けてください。通常、終了確認ラインが先に出ます。判定部のラインは出るのが遅いことがありますので、念のため10分間観察してください。(ただし10分を過ぎての判定はさけてください)
・陰性:[判定]部分に赤色ラインが見えない場合
※終了確認部には赤色ラインが見られる。
今回の検査では妊娠反応が認められませんでした。
しかし、その後も生理が始まらない場合には、再検査するか医師に相談してください。

<用法・用量に関する注意>
使用に際して、次のことに注意してください。

[採尿に関する注意]
●にごりのひどい尿や異物がまじった尿は、使用しないでください。
●コップに尿を採って検査する場合、乾いた清潔な容器を用いてください。
●検査前はあまり水分を採らないでください。検体が薄められ、尿中のhCG濃度が低下する可能性があります。

[検査手順に関する注意]
●採尿後は、速やかに検査を行ってください。尿を長く放置すると検査結果が変わってくることがあります。
●検査に使う尿は、1日のどの時間帯の尿でも使用できます。ただし、hCG濃度は1日の中でばらつきがありますので、朝一番の尿を使用するように心がけてください。
●操作は、定められた手順に従って正しく行ってください。
●尿は、テストスティックの採尿チップのみにかけ、判定窓部にはかからないようにしてください。

[判定に関する注意]
●妊娠以外にも、次のような場合、結果が陽性になることがあります。
◎閉経期の場合
◎hCG産生腫瘍の場合(絨毛上皮腫など)
◎性腺刺激ホルモン剤などの投与を受けている場合
◎高度の糖尿、蛋白尿、血尿などの場合
●予定した生理がないときでも、次のような場合、結果が陰性になることがあります。
◎生理の周期が不規則な場合
◎使用者の思い違いにより日数計算を間違えた場合
◎妊娠の初期で尿中hCG量が充分でない場合
◎異常妊娠の場合(子宮外妊娠など)
◎胎児異常の場合(胎内死亡、稽留流産など)
◎胞状奇胎などにより大量のhCGが分泌された場合


【成分・成分量】
キットの内容及び成分・分量・検出感度
【内容】1回用:テストスティック・・・1本 2回用:テストスティック・・・2本
【成分・分量】1テストスティック中
成分・・・分量
金コロイド標識抗β-hCGマウスモノクローナル抗体(抗体として)・・・1.6μg
抗α-hCGマウスモノクローナル抗体・・・1.7μg
【検出感度】hCG 50mIU/mL


【保管及び取扱い上の注意】
●小児の手の届かない所に保管してください。
●直射日光を避け、なるべく涼しい所に保管してください。
●使用期限の過ぎたものは使用しないでください。
●アルミ袋開封後は、速やかに使用してください。
●開封前にアルミ袋が破損している場合は、使用しないでください。


【その他記載事項】
検査に関するQ&A
Q1.生理予定日後1週間経っていないのですが、検査してもいいですか?
A.検査時期が早すぎると、妊娠していても尿中のhCGが少なく、陰性を示す可能性があります。生理予定日後1週間まで待って検査することをおすすめします。

Q2.検査の結果が陰性だったのに、その後も生理が始まらないのですが?
A.生理の周期の変動や、予定日の思い違い等の理由で検査時期が早すぎると、妊娠していても尿中のhCGが少なく、陰性になる可能性があります。妊娠している場合、初期段階のhCGの濃度は日ごとに高くなりますので、1週間後に再度検査をすることをおすすめします。

Q3.飲酒は、判定に影響しますか?
A.影響しません。ただし大量の水分摂取は、尿中のhCG濃度に影響することがありますので、1日のどの時間帯の尿でも使用できますが、朝一番の尿を使用するように心がけてください。

Q4.10分経っても終了確認部にラインが出なかったのですが?
A.10分経っても終了ラインが現れなかった場合は、尿量不足あるいは極端に尿量が多すぎた等の操作ミスによる検査の失敗と考えられます。新しいテストスティックで検査をやり直してください。容器に尿を採って10秒間浸す方法をおすすめします。

Q5.判定部に赤色のラインがあるのか、ないのかはっきりしないのですが?
A.色の濃さに関係無く、たとえ薄くても判定部にラインが出ていれば陽性と判定してください。しかし判定に迷うような不明瞭な場合は判定をさけてください。妊娠初期においては、人によっては尿中hCGが少ない場合があり、不明瞭なこともあるので、1週間後に再検査するか医師にご相談ください。

Q6.薬の服用は、判定に影響しますか?
A.かぜ薬、ピルの服用は影響しません。ただし不妊治療などでhCGを含んだ性腺刺激ホルモン剤の投与を受けている場合は、影響を及ぼすことがあります。

保存方法
室温(1〜30℃)保存・・・36ヶ月(使用期限は外包に記載)


【問い合わせ先】
不二ラテックスお客様相談室
電話番号・・・0282-27-0193
電話受付時間・・・9:00〜17:00(土、日、祝日を除く)


【製造販売元】
不二ラテックス株式会社
栃木県栃木市国府町150